スヴァールバル諸島を巡る1週間のクルーズに参加した。スヴァールバル諸島は北極点から1000 kmほどしか離れていない。夏の初めには海氷が海を覆い、ホッキョクグマやセイウチを見ることができる。利用したのはリンドブラッド・エクスペディションズのナショナルジオグラフィック・エクスプローラーである。南極クルーズでお世話になり、素晴しい経験をさせて貰った船である。私達はニューギニア島一周クルーズもしているので、このクルーズを加えると、3極クルーズを達成したことになる。赤道のクルーズを北極、南極と共に3極に加えるのは、赤道が地球の中心から最も遠いからである。
このクルーズの旅行記は4トラベルに発表していますので、ここでは代表的な写真を中心とし、文は写真の説明にとどめました。写真はFlickrへのリンクの形としました。写真をクリックして頂くとFlickrに繋がり、撮影条件などが出てきます。さらにクリックしますと、多くの場合写真がさらに大きくなり、細部が分かります。
2017年6月14日、スヴァールバル諸島の主島、スピッツベルゲン島のロングイヤービエンを出発した( https://4travel.jp/travelogue/11262006 )。船は南下して、翌15日にホルンスンに達した。ここでは多くの海鳥に出会った。写真は氷河の面に群れるミツユビカモメである。
船は今度は北へ進み、16日にはマグダーレン・フィヨルドに着いた。風光明媚な場所である。ここでは、浜で寛ぐセイウチの群れを眺めた。
さらに北上していくと、海氷が現れ、そしてホッキョクグマが登場した( https://4travel.jp/travelogue/11262451 )。2頭は船に興味を持って超接近してきた。そのうちで、大きな方のクマの写真を示す。
北緯80度線を越えた後、船は反転して南下した。6月18日、スピッツベルゲン島の東側を北上しStorfjordenに入った。海は穏やかで海面の反射が見事だ。
さらに北上すると、海氷が密になり、ホッキョクグマが何度も現れた。近くで海氷の上を歩くクマ、遠く氷河をバックに壮大な空間を行くクマと絵になる姿が多かった。
6月20日、最後にホルンスンを訪れた( https://4travel.jp/travelogue/11263800 )。ここも生き物が多く楽しめた。キョクアジサシのオスがメスにプレゼントを持ち帰った。
上陸すると綺麗なピンク色の花が迎えてくれた。ムラサキユキノシタであろう。
帰りのゾディアックでは泳いでいるパフィン(ニシツノメドリ)に遭遇した。こうして大満足の内にクルーズは終わった。